このコラムでは、複数回に渡って、「個人型M&A」の仕組みとメリットについてご案内します。
第1回となる今回は、「これまでのM&Aと何が異なるのか」「誰がメリットを受けるのか」といった問いに、欧州の事例も交えながら回答していきます。
M&A先進国欧州の市場では、インターネットの登場により「個人」の譲受人の存在がすでに広く認知されており、「個人型M&A」が急速に普及しています。
マーケットには、早期退職を行った大手・中堅企業の元部長クラス以上の経営者候補や個人実業家まで、幅広い層が参加し、主に数千万~数十億円クラスの譲渡希望案件との間でマッチングが発生します。最大手のサービス企業では、2009年だけで既に144件の成約が報告されています。
これまで国内では、数千万円~数億円規模の案件では、得られる手数料とコストの関係上、仲介およびアドバイザリー業者に敬遠される傾向にありました。一方、上記のビジネスモデルは、マーケット運営者が譲渡希望企業と譲受け希望者のコンタクト情報開示のみに特化するため、個人向け少額案件にも対応できます。
同様のビジネスモデルを採用している当ウェブサイトでもコンタクト情報の開示料金を1件数千円程度に抑えることを実現いたしました。
なお、コンタクト開始後の一連のトランザクションは、仲介およびアドバイザリー業者が直接的に行えるため、サーチ費用が軽減され、マーケット運営者・仲介/アドバイザリー業者・譲渡/譲受希望者の三者間でWIN-WIN-WINの関係性が担保されます。
次回以降のコラムでは「個人型M&A」が各参加者にもたらすメリットについて、より具体的にご紹介していきます。<了>